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真剣勝負にごちゃごちゃ言ったらいかん!【ワールドカップ】

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一夜明けても相変わらずワールドカップの日本代表の後半10分のパス回しを賛否両論言っている人たちがいますね。

そもそも大半が「フェアプレーではない」「日本らしくない」「子供の夢を壊す」などもっともらしい文言を並べていっていますが、正直聞き飽きました。

個人的にはワールドカップの予選突破はとんでもないことなので正直にうれしいですし、全く持って批判をする理由が理解できません。

 

言い始めたイングランド

そもそもこんなことを言っているのは一部の人間たちで、一番初めに行ったのはイングランドの解説者です。

彼が「日本にはフェアプレーの精神がないのにがっかりだ」的なことを英語で言って、それが瞬く間に世界で拡散され、賛否両論を呼びました。

でも考えてください。

イングランドは本当に純粋な気持ちでフェアプレイを批判したのでしょうか?

いいえ、イングランドは予選2位通過でHグループの1位と当たることが決まっていました。そして、彼らが対戦したかったのはコロンビアではなく日本だったのです。

それはこの記事でも名言しています。

日本代表、英紙からの評価はH組最低「最も対戦したい国」《ワールドカップ》

イングランドは日本の試合を下心を持ちながら「日本がんばれ」という気持ちで見ていたのです。

それを裏切られて、自分の立場が悪くなったことをなかば八つ当たりのように日本を攻め立てたのです。

表面上はイングランドは「フェアプレイが」とか言っていますが、残念ながらそれは下心がある批判でしかありません。

その証拠に他の国は全く無反応でした。むしろ、監督としては同じ采配を振るったのではないでしょうか。西野監督は監督として評価を上げたと言っていいでしょう。

 

追随した韓国とロシア

韓国は同じアジアとして自身が敗退して、日本が進出したことに多少の違和感を感じていたでしょう。実際各メディアでも、同じ境遇で日本と韓国に差がでた、というような記事をよく見ました。

 

ではロシアはなぜか?

日本戦とポーランド戦を見ていた観客はどの国が多いでしょうか。

おそらくロシア人でしょう。

日本人はほとんどいなかったですし、ポーランドは敗退が決まって、当日券を買うやつもいなかったでしょうから、おそらくロシア人が多く試合を見にスタジアムに来ていたのです。

そのロシア人からすれば高い金を払ったのになんで最後は時間稼ぎなんだ!!と文句言った国民が多かったはずです。

そんな自国民のロシア人を擁護しないわけにもいかずロシアメディアは日本の批判に走ったものと思います。

残念ながらこれも裏のある「フェアプレイ」の主張だったと言わざるを得ないでしょう。

 

ボール回しはサッカーでは当たり前

今回がフェアプレイでないのであれば、じゃあ勝っているいるときに勝っているチームがボール回しで時間を稼ぐのはいいのでしょうか?よく見られる光景ですが、これについては特に批判はされません。なぜならよくある光景であり、それが戦略だからです。

今回は勝負の対象が一つ一つのゲームではなく、リーグというでかい概念だったという話です。

言うならばこの勝負はリーグ戦の勝ち点や得失点差で勝負をしていたので、当然有利になっていればボール回しをすることが当たり前の戦略なのです。

それを個々の試合だけを見て「フェアじゃない」というのは少々強引です。

こんな発想に至るのは利害関係がある人間か、すでに敗退して勝負の世界から消えている人間か、国民を擁護しないといけない人間か、何も知らずにとにかく踊らされている人間くらいしかいないのです。

 

最後に

今回の話は正直なぜ批判されるのかがわからないので、少し疑問です。

中には「子供の夢を奪った」などと言っている人がいますが、ぜひ準決勝を見てから言ってほしいです。

ワールドカップに出つづけて、かつ結果を残すことが将来サッカー人口を増やす上でとても重要になってきます。

ベスト16やベスト8になることは将来的に親善試合のスケジュールを組むときにとても有利です。

一度でもワールドカップを逃し、かつFIFAランクが低いと親善試合すら組みにくくなります。

子供のことを思うのであればなにがなんでも勝たないとならない。

そしてその真剣さがワールドカップを世界で一番面白い大会にしている要因だと思っています。